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手前味噌の話

  • masuda-natural-far
  • 2024年2月8日
  • 読了時間: 3分

2024年1月              増田美和子

味噌はいろいろな種類の味噌がある。米味噌、豆味噌、麦味噌などまた、白味噌、赤味噌、などと呼ばれる味噌もある。我が家はもう何年も味噌を作り続けてきたが、だんだん、年をとるにしたがって、むずかしくなった。今年93歳になるが、一人で何でも作ったり片づけたりするのがオックウになってきた。

今年は元日から能登半島沖地震で被害の様子が大変で、目が離せない。水がない、電気がない、暖房もできない。食料もないなどの様子はみていられない。なかなか支援が届かない様子に全くもどかしい。だんだんわかってきたのは、地形のむずかしさ、地震のひどさである。できることはしたいがせいぜい募金ぐらい。何とかならないかなどと気をもんでいるうちに我が家の味噌がなくなってきた。ようやく昨年の残りの大豆を洗って水に浸して一晩おき、圧力鍋で煮て、豆をつぶして麹と塩を混ぜてようやく出来上がり、作業の大変なところは三男のKにやってもらって、やれやれだった。

我が家の味噌は、米味噌だが、最近は麹と大豆をいろいろにかえている。今回は大豆、2キロに麹3キロ強、で作った。浦和では麹1,5キロ、大豆1,5キロで作るのが普通の作り方、以前、私が浦和で広げていた時は、ゆでた大豆と麹と塩を自転車につんで、希望する人たちに教えて回った。味噌づくりは割合簡単だ。大豆さえうまく煮ることができれば、麹と塩を入れて、よくかき混ぜ、入れ物に入れて保存すればいいのだから、

このやり方でほとんど失敗しないが、たまに、あまりに塩を少なくして傷む場合がある。そのために、塩の割合や麹の割合は変えないほうがいいと思ってきた。埼玉では味噌づくりする人が減って、麹やさんがだんだんいなくなり、埼玉で作る人たちが麹をなんとかしてと電話が来た以来、麹は千葉産になった。。東金で麹を作る店を茂原の農民連の会員から紹介されたからだ。そんなわけで茂原では麹を注文しやすくなった。麹は夏場はだめだが、ほとんど1年じゅう麹を使える。あまった麹をそのままいれてしまって、味噌を作ったら、なんと美味しい味噌になった。このことから麹の割合を多くするようになった。以来、いろいろ割合を変えてみている。浦和でも大豆1,5キロに、麹2キロにして作ると、子供たちに評判がいい。

浦和の市会議員のMさんが我が家でこの割合の味噌を作ってとても褒められたと喜んでいる。とにかく麹というのは、食べ物を美味しくする働きが強いように思う。

豆味噌は大豆麹を作ってつくるらしい。家康が好物だったとか、麦味噌は米麹の代わりに麦で麴を作って作る。以前夫の実家では麦味噌だった。私は米麹の米味噌がいい。我が家の味噌は、米味噌。

食べ物通信の記事で、添加物のない発酵した味噌は,がんを防ぐとあった。そのせいかどうかわからないが、我が家ではがんになった人はいない。

今年、農民連は日本の食料自給率が38パーセントでは国民の食料があぶない。気候危機、と紛争、戦争によって世界的な食糧不足,飢餓が現実視される中、農民連のアグロエコロジー宣言に共感する人も増えている。と運動方針で食料自給率向上へ大運動の方針を決めたそうである。


 
 
 

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